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「ディープ・ブルー」感想

※ネタバレあり

 

ストーリー

一言で言ってしまうと「凶暴化したサメが人間を襲う」という、よくあるパニック映画なのですが、最近読んだ『負ける技術』という自己啓発本で紹介されていたあらすじが面白かったので、一部引用させていただきます。

 

まずはどんどん仲間が死んでいき、みんなが不安になっているなか、いわゆるクラスのリーダータイプの男が、「みんなで助け合って脱出するんだ!」と大演説をかましているまさにその時、背後からサメが現れこのリーダーをムッシャー!と食べてしまう。これだけで私は大歓喜である。もちろんそれだけではなく話は進み、ラストのほうで主人公、ヒロイン、ムードメーカーの小太りコック、の3人だけになってしまう。誰しも最後の最後で、このコックが死んで主人公とヒロインが生き残り、「全然ハッピーじゃないのにハッピーエンド」となるんだろうな、と予想するのだが、なんとサメさんがお召し上がりになったのは、ヒロインなのであった。そこで危機一髪主人公が助けに入るということもなく、普通にサメのエサになるヒロイン。最後に生き残ったのはイケメンの主人公と太っちょコック、というなんとも清々しいバディなのである。さらに主人公も、「助かったけどヒロイン死なせちゃってブルー」などという心情は微塵も感じさせない爽やかな笑顔を披露してくれる。

♯69 我々にとっての名作

 

このように、『ディープ・ブルー』は、心の歪みきった非リア充でも楽しむことができる素晴らしい映画なのです。 

 

登場人物 

・カーター

この映画の主人公。職業「サメ使い」。実は作中1匹もサメを殺せてない。

 

・スーザン

この映画のヒロイン。サメのエキスを使って、鮫肝海王(さめぎもポセイドン)的なものを作ろうとしている。最後は、自らサメをおびき寄せるための囮となって死亡。

 

・シャーマン

彼こそがこの映画の真のヒロインであり、最強のコック。序盤は彼だけ単独行動。どんなピンチでも、常に余裕を感じさせるクールでアメリカンな対応が最高にかっこいい。

 

「相対性だ。アインシュタイン相対性理論だよ。焼けた鍋を握ったら1秒が1時間に感じる。でも、それがホットな女なら1時間が1秒に感じる。全てがそうだ。」

 

「やぁ。オレはシャーマン・ダドリーだ。オレが死んだあと、このメッセージが発見されたら遺言と思ってほしい。オレは、ペットのバードと、酒を愛した。いい夫やいい父親になろうと努力もした。…だが失敗に終わった。こんなオレに何が言える。一体何を遺せばいいんだ………上手なオムレツを作るには、卵は3つじゃなくて2つだ。素人はよくミルクを入れるけど、あれは大きな間違いだ」

 

最後までコックなんだなぁ。

 

・ラッセル

この人こそ、上記のあらすじに出てきた「クラスのリーダー的存在」の人。パニック映画でありがちな展開のひとつ「仲間割れ」ですが、この映画ももちろん期待を裏切りません。脱出の仕方を巡って言い争いになります。そのとき、彼は自身がアルプスで経験した壮絶な過去を語り始めるのであった。

 

「雪崩のあと、俺たちは1週間彷徨い歩いた…(うんぬんかんぬん)…だからもう、相手を責めたり、喧嘩をするのはやめるんだ!みんなで力を合わせて、こっから脱出する方法を探し出すんだ!いいか!まずこの出入り口を封鎖しt

 

サメ(ムッシャー!!)

 

リア充(ヒャッハ―!!) 

 

まとめ

やはり、あのカレー沢薫先生が面白いと言うだけあって、『ディープ・ブルー』は私のような性格が歪みきった非リア充でも、心から楽しむことができる素晴らしい映画でした。ただ、CGに関しては、10年以上前の作品ということもあり『ディープ・ブルー』というよりは『チープ・ブルー』といった感じでしたが、ただただ人の不幸を笑いたいだけなんだという、慎ましやかな非リア充の方々には、かなりオススメの映画なのではないでしょうか。