漫画の感想とか

主に漫画やアニメの感想を書いています。ジャンルは様々で基本的に何でもウェルカム!

「キーリ」感想

私が中学校に入って初めて仲良くなった友人、Mちゃん。彼女が最初に貸してくれた漫画が「キーリ」でした。したがって、少し思い出補正も入っているかもしれないですが、本当に素晴らしい作品だと思います。

 

あらすじ

キーリは幽霊の見える14歳の女の子。ある日、自分と同じように幽霊が見える[不死人]の青年・ハーヴェイ、ラジオに憑いた霊の兵長と出会い、運命の旅が始まる―!!

キーリ 1―死者たちは荒野に眠る (ボニータコミックス)

キーリ 1―死者たちは荒野に眠る (ボニータコミックス)

 

世界観

ぶっちゃけ、設定だけ見ると、「不死人」とか「霊感少女」とか中二臭プンプンじゃないですか?ところがどっこい。ひたすら綺麗な世界観です。色で例えるならセピア。どこか懐かしくて切ない感じがします。

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漫画ではサラッとしか出てきませんが、小説の方ではこれらの場所も旅することになります。

それにしても、「ハガレン」しかり「バッカーノ!」しかり、列車や鉄道がキーポイントとして出てくる作品に惹かれてしまうのはなぜなんでしょう。移動が多いから、色んな街の世界観を楽しめるし、読み直したときに「ああこの街懐かしい~」みたいな、旅の軌跡を辿りながら感情移入できるからですかね~。

 

壁井ワールド

主人公のキーリは年の割りには少し冷めたところのある女の子。
皮肉っぽい言い回しが特徴的です。

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壁井先生の書く文章には思わず引き込まれてしまう何かがあります。

「ずっと落ち続けていればずっと飛んでいるのと変わらない」(NO CALL NO LIFEより)

他作品からの引用ですが、発想が素敵。

 

アニメ化するなら…

EDはUVERworldの「君の好きなうた」ってずっと前から(私の中で)決まっているんですが、この希望はいつ聞き入られるんでしょうか。今のアニメ大量生産・消費社会でこんな良作がアニメ化されないなんて不思議です。

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「もう一度 誰かのために生きたいと思えた」とか完全にハーヴェイじゃないですか。この曲を聞くと、勝手にキーリを妄想して一人で泣きそうになってます。誰かこの行き場のない気持ちをわかっていただきたい(泣)。


漫画版キーリももちろん良作ですが、長い物語のまだほんの始まりの部分です。小説でいえば全9巻のうち、1巻分が漫画になった感じです。小説ではより一層、キーリの世界観が味わえると思います。

願わくば、ぜひ小説の方も読んでいただけますよう(使ってみたかっただけ)。