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漫画の感想とか

主に漫画やアニメの感想を書いています。ジャンルは様々で基本的に何でもウェルカム!

「交響詩篇エウレカセブン」感想

日曜朝7時からやるには、ちょっぴり大人向けだったアニメ「交響詩篇エウレカセブン」。

ストーリーは、「ひとりの少年がひとりの少女を守るためにロボットに乗って敵と戦う」という、いかにも王道なロボットアニメです。

しかし、合体だ!ドリルだ!といったクソ熱~いロボットアニメというわけではなく、思春期真っ盛り青春系ロボットアニメです。

絵柄自体も非常にきれいですし、登場するロボットもシュッとしていて人型に近く、ボードに乗って戦うのが特徴的です。

さらに見た目だけでなく、ロボットが人間のような心を持っているというのも特徴の一つと言えます。

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エウレカレントンの搭乗機「ニルヴァーシュ type ZERO」。第32話では戦闘曲にOPのDaysが使われており、爽快感が凄まじい。カメハメ波出すかと思った。)

 

※以下ネタバレあり

 

エウレカセブン」は人間の成長物語でもあります。しかし、全50話という物語の中で成長するのは主人公だけではありません。周りの大人達やロボットまでもが共に成長していきます。というか、一番成長したのはホランドなのでは…(笑)。

 

作中では、レントンが失踪したお姉さんに向けるモノローグが入ったいたりするんですが、これが結構ポエムチックな内容で、思春期特有の甘酸っぱさみたいなのを上手く演出しています。

例えば、好きな女の子の前で何とかカッコいいところを見せたいレントン少年ですが、ニルヴァーシュの中でゲロを吐いたり、子供達にバカにされたりと何をやっても上手くいきません。落ち込んだレントンはひとり格納庫の隅で嘆きます。

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「初恋が甘酸っぱいなんて、誰が言ったんだろう。そんなの嘘さ、ただ苦いだけ。」(第5話)

 

この青春全開ポエムをタルホに聞かれ、かわれてしまうレントンですが、思わず「交響詩篇」というタイトルには納得させられました。

 

個人的には、レントンが月光ステイトを家出したあたり(第21話)からおもしろくなってきた感じがします。

特に、名作と名高い「バレエ・メカニック」(第48話)は、アネモネが語る胸の内に涙腺が刺激されます。

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「もし、この戦いが終わっても生きて良いって言われたら、小さな鏡を一つ買って、微笑む練習をしてみよう。」

 

「何度も何度も練習しよう。もう一度逢うために。」

 

アネモネも本当はただの女の子なんですよね。

今まで辛い想いをしてきた分、彼女には幸せになってほしいですね。

 

アネモネ達といいエウレカ達といい、キスしながら落ちていく描写は非常にロマンチックでした。ロボットアニメなのに、まるでロミオとジュリエットを見ているような気分。

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ちなみに、漫画版もアニメ同様絵が綺麗で全体的に爽やか。ストーリーは序盤以降大きく異なり、ホランドがちゃんとした大人になっています(笑)。

漫画版は漫画版で面白いと思いますが、私的にはアニメの方が好きです。例えば、アニメだとエウレカが傷を気にして化粧をするところが、漫画版だと逆にレントンの方が傷を気にしてしまっているところなどを見ると、アニメの方がエウレカの女の子らしさが伝わってきて良かったかなと思います。

あとは、やっぱり音楽の力が大きい。あの爽やかさは主題歌や挿入歌があってこそだと思いました。

交響詩篇エウレカセブン (1) (カドカワコミックスAエース)

交響詩篇エウレカセブン (1) (カドカワコミックスAエース)