漫画の感想とか

主に漫画やアニメの感想を書いています。ジャンルは様々で基本的に何でもウェルカム!

「SIDOOHー士道ー」感想

がす!

 

 

※ネタバレあり

 

古今東西津々浦々。

この広い世の中、様々な漫画があれば、それを読む人の感想も様々である。

特にこの漫画の場合は、「ROCKする《SAMURAI COMIC》」という珍しい組み合わせのため、取っ付きにくいと感じる人も多いかもしれない。

割と主要人物がサクサク死ぬし、おっぱいもポンポン出てくるし、土方さんの口癖は「どてくり返したるわ」である。

人によっては、好みが分かれるかもしれない。

しかし、ただひとつだけ、この漫画を読んだ人が共通にもつ感想がある。それは、

 

「がす」って何だよ

 

である。主人公のひとりである源太郎が時折発する言葉。

 

「がす」

 

この言葉には一体どんな意味があるのか。読者は考える。

 

「ガス?」「gas?」

 

しかし、登場人物の誰もこの言葉に深くツッコもうとはしない。

そのうち、読者は「がす」に種類があることを知る。

 

「大がす」の登場だ。

 

…超時空世紀?読者はますます疑念を抱く。

こうして、どんどん「がす」への謎が深まっていく中、ついに「がす」の正体が明かされるときがくる。

 

「がす」は「我主」だったと。

 

つまり。これは。どういうことなのか。読者は焦り始める。

そしてついに迎える最終巻。

故郷・会津の地にそびえる雄大な磐梯山を見て、読者はこう思うのであった。

 

「がす」って何だよ

 

…と。ここでやっと読者は気が付くのです。おそらく最初から「がす」に意味など無かったということに。ですがそれもそのはず。思い出してみてください。これは、「ROCKする《SAMURAI COMIC》」なのです。シェケナベイベ―に意味があると思いますか?「がす」も一緒です。意味なんてない。というか意味なんて必要ない。

 

この漫画を読み終わった後、あなたは必ず「がす」と言ってしまっているに違いない。

アメトーーク「昭和軍vs平成軍アニソン対決」感想

ひとりアメトーク。アメトークで紹介された曲+条件に当てはまると思った曲を書いていく。

 

曲を聴けばストーリーが全て分かる

★「バビル2世」/水木一郎(アメトークで紹介)

昭和のアニソンは、最初に名を名乗るパターンが多いらしい。大吉先生曰く、昔の戦国武将と一緒で、必ず名乗ってから戦うのが礼儀みたいな感じなのだそう。逆に、平成のアニソンは後ろからズドンみたいな戦い方らしい。

 

★「行け!コン・バトラーV」/水木一郎 

身長57メートル 体重550トン 

巨体うなるぞ 空飛ぶぞ

その名は 超電磁ロボ

その名は コン・バトラーV V!

超電磁ロボ コン・バトラーV』のED。名前どころか、身長・体重まで発表してくれるような武士は戦国時代でもなかなか居なかったのではないだろうか。あっぱれである。

 

擬音がカッコイイ

★「おれはグレートマジンガー」/水木一郎(アメトーク

★「鋼鉄ジークのうた」/水木一郎(アメトーク

 

★「勇者はマジンガー」/水木一郎 

シュシュシュー バンババン

シュシュシュー バンババン

シュシュシュパシュパ

シュシュパシュパ

シュシュシュシュバーン 

グレートマジンガー』のED曲。OPもすごかったが、EDの擬音ラッシュもすごい。ゲシュタルト崩壊しそう。

勇者はマジンガー

勇者はマジンガー

 

誰もが歌いたくなる

★「勇者ライディーン」/子門真人(アメトーク

全然知らなかったが、川島さん曰く、最後の「ライディーーン!!」は、実は子門さんがテンションが上がりすぎて出てしまった声らしい(笑)。たしかに言いたくなるけども。カラオケで「ライディーン!」と言うか言わないかの葛藤。

 

★「宇宙の王者!ゴッドマーズ」/樋浦一帆

六神合体ゴッドマーズ』のOP。川島さん理論でいくと、冒頭の「ゴッドマーーズ!!」も、樋浦さんが勢い余って言ってしまったんじゃないか説。それくらいみんな歌いたくなる名曲なのである。

 

言葉遊び 

★「キン肉マンGo Fight!」/串田アキラ(アメトーク

Go Go マッスル→Go Go マッソー!!

もはや言葉遊びというか歌い方の問題である(笑)。串田アキラさんといえば、「疾風ザブングル」の「ここは地の果て 流されて俺」のところがなんか好き。

 

★「ペガサス幻想」/MAKE-UP(アメトーク

熱く燃やせ 奇跡を起こせ→熱く燃やせ 奇跡をうこせー!!

「うこせ!」は何回聞いても笑う(笑)。EDの「永遠ブルー」の、「それは選ばれた 戦士の証」のところの「選ばれた」が「選ばれたあ~↑あ~↓あ~↑」ってなるところの歌い方も良い。

永遠ブルー (2009ver.)

永遠ブルー (2009ver.)

  • MAKE-UP
  • ロック
  • ¥200

 

 ★「TOUGH BOY」/TOM★CAT

TOUGH BOYたっぽい

北斗の拳2』のOP。どう頑張っても、たっぽいに聞こえる。

 

 

以上。水木一郎無双になった。

「薄桜鬼」感想

「さんなん」さんが「やまなみ」さんだと気が付くのに3日要した。

 

※以下ネタバレあり

 

薄桜鬼 DVD-SET

薄桜鬼 DVD-SET

 

 

十六夜

これで「いざよいなみだ」って読むらしいんですけど、このOPがすごく良い。

十六夜」で「いざよい」。かっけえ。

しかも、なぜかOP担当が、「オーバリズム」「バリメカ」等で有名な大張正巳さん。

 

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(左:『獣装機攻ダンクーガノヴァ』OP、右:『薄桜鬼』OP)

 

言われてみると確かにバリっている。さすがにビームは出ないらしい。

 

感想

黎明録が面白かった。

井吹龍之介というキャラがいる。土方曰く、「剣術の腕もねえ、稽古もしねえ、刀を突き付けられて自分は抜くこともできねえ。そのくせ、向こうっ気だけは一丁前で侍にも突っかかる」ような…まあ簡単に言うとポンコツである。あだ名は「犬」。ちなみに、主人公である。

この龍之介くん、もともと武家の生まれなのだが、武士が大嫌いらしく、新選組とは相入れない存在と見える。しかし、そこはアニメの主人公。血統良し。外見良し。CVは関智一である。最初はクズキャラでも、新選組隊士達の熱い魂に触れていくうちに、「俺も武士になりてえ!」とか、「武士にも良い奴がいるんだな!」とかいう展開を予想していたら、見事に期待を裏切られた。これだけの志高い武士達に囲まれてもなお、最後まで「武士なんてよくわかんねえ」という姿勢を貫き通し、新選組のもとから去って行くのである。

 

そんな彼の日常は、まるでブラック会社で働くゆとり社員を見ているようだ。

ある日、いつものようにパワハラ上司(芹沢さん)のパシリをしていると、沖田先輩から嫌味を言われる。「また芹沢さんのおつかいでお酒?毎日毎日よく飽きないね」と。こんなプライドを傷つけられるような言い方をされたら、誰だっていい気分はしない。ここは龍之介もカチンときたのか、臆せずに先輩に食って掛かる。「今日はタバコだ!」と。このプライドの無さ。嫌いじゃない。

さらに、耐えなければいけないのは、上からの圧力だけではない。下からの圧力も同様である。新入りの山崎から呼び出され、「俺は君のその中途半端な姿勢が我慢できん!隊士になるならなる!出て行くなら出て行く!はっきり決めたらどうだ!」と文句を言われる。ついには殴り合いの喧嘩にまで発展。普通の人なら、ここまで言われたらさすがに、「一応形だけでも剣術始めとくか…」となりそうなものだが、そこはさすが龍之介くん。たとえどんなに煙たがられようが、やりたくないことは決してやらない。出ても行かない。メンタルが強すぎる。

そして、次回予告で始まる暴言大会。次回予告にまで悪口を詰め込まれるなんて、龍之介くん、君はどんだけ嫌われているんだ。パワハラ上司の芹沢からは、「安穏と生きている犬が、誇りだの覚悟だのっ、片腹痛いわっ!!」と言われる始末。しかしまあ、最後が「片腹痛いわ」か「このハゲー!!!」と言われるかの違いだけで、どの時代にもパワハラ上司ってのはいるんですなあ。

こうして、龍之介は肩もみだけが上手になっていくのであった…。

 

でもこの井吹龍之介というキャラ。何もできないポンコツではあるが、言っていることは結構正論が多いのもまた面白いポイントである。今回、薄桜鬼を薦めてくれた友人曰く、「黎明録は主人公が嫌いで途中から見ていない」とのことだったが、むしろ私は同じポンコツとして最後まで見届けたくなった。彼のたくましい生き方には見習いたいものがある。

ひたすらB級DVDの感想を書いていく

兄の部屋の押し入れを片付けていたら、いかにもB級そうなDVDを大量に発見したので、1本ずつ感想を書いていく。隠れた名作に出会えるのか。わくわく。

 

【1本目】『アタック・ザ・マミー』【字幕版はやめといた方がいい】

アタック・ザ・マミー [DVD]

アタック・ザ・マミー [DVD]

 

まず、2000年制作とは思えない映像の古さに凄まじい衝撃を受けた。敵は、壁をすり抜けるチート能力を有するミイラ(しかし、おっぱいには弱い)。そのミイラと人間が戦うお話なのだが、正直、ミイラのテーマパークはありだと思った。ちなみに、自分は洋画を見るときは吹き替え派なのだが(特にB級ホラーは)、このDVDには字幕版しか入ってなかったので仕方なく字幕版で見た。しかし、あとで検索してみて分かったのだが、この映画は絶対に吹き替えの方がおもしろい。90分も字幕版を見るくらいなら、外でアリの観察でもしてた方が絶対有意義。

 

【2本目】『池田辰雄センサーボックスの驚異』【という名の旅番組】

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パッケージ右上の「お祓い済み」の文字が良い感じで胡散臭さを演出している。負けじと、作者のプロフィール欄もなかなかの胡散臭さを演出。内容は、ドキュメンタリー調で、「センサーボックス」と呼ばれる、これまた胡散臭い装置を使って、坂本龍馬西郷隆盛の霊を呼び出し、現代人に何か伝えたいことはないか聞いてみよう!という、成仏した霊からしたら何とも傍迷惑な企画である。こんなことばかり言っていると呪われてしまいそうだが、お祓い済みだからきっと大丈夫だろう。降霊パートは後半からで、前半は普通に旅番組。2枚目のディスクに出てくる、通りすがりの青年が西郷隆盛にめっちゃ詳しくて笑う。

 

【3本目】『ウィッチ・クローズ』【魔界大決闘。(笑)】

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特撮もの。まだ46分という短さだったから見れたものの、最後まで視聴するにはきついものがあった…。最後は、まさかの「俺達の戦いはここからだぜ!」ENDで、思わず戦慄せずにはいられなかった。まだ続くの…。

 

【4本目】『えびボクサー』【愛すべきクソ映画】

えびボクサー [DVD]

えびボクサー [DVD]

 

タイトルを見て思った。今回これが一番のクソ映画だと。パッケージ裏を見て確信した。

配 給 :  ア ル バ ト ロ ス

もう絶対クソ映画…と思って見たら意外と面白かった。パッケージには「えびのスポ根サクセスストーリー」と書いているが、えび自身は特に練習とかしない。実際、がんばってるのは、主人公の皮肉屋中年おじさん。彼が、えびのために毎日餌を与え、保湿クリームを塗り、関節マッサージを施し…地味にがんばる。そのうち、えびに対して愛情が芽生え始め、えびを見世物として戦わせることに疑問を抱き始めるのであった…。この物語は、愛することを忘れてしまった男が、再び愛を取り戻すまでの感動物語でもあったりする。でもクソ映画はクソ映画。

 

【5本目】『CUT 人間彫刻』【パッケージだけなら一番借りたいDVD】

CUT~人間彫刻~ [DVD]

CUT~人間彫刻~ [DVD]

 

もし、この中で一本だけ好きなDVDをレンタルできるとしたら、私はこれを選ぶだろう。だが、B級ホラーはパッケージが良いほど、地雷率も高いと相場が決まっているので、絶対クソ映画だろうなと思いつつ視聴してみたところ、意外と普通だった。かといって別段面白いというわけでもなく、なんとも中途半端な印象。「人間彫刻」というタイトルのわりには、肝心の彫刻作品が出てこなく、犯人から何の芸術性も感じられないのが一番の欠点。見れないほどではないが、別に見なくてもいい映画。

 

【6本目】『コールド・クロス』【主人公闇堕ち系映画?】

コールド・クロス [DVD]

コールド・クロス [DVD]

 

殺人鬼役のデニスホッパーがすごいきもい。おじいちゃんが若者と変態プレイをしながら「感じるだろ?(ドヤァ)」とか言ってる姿はなかなかにきもかった。そういう役だから仕方ないけど。結局最後の模倣犯って、マイケルってことなんですかね?なんか後味悪い終わり方だったな…。 

 

【7本目】『ザ・ミラー』【設定ガバガバ映画】 

ザ・ミラー [DVD]

ザ・ミラー [DVD]

 

鏡の恐怖感が全く無い。敵も普通にゾンビみたいなやつだし。鏡関係ない。死の迷路だかも、出られるのか出られないのか中途半端だし、伯爵夫人とかいらなかったでしょ。結局なんだったんだ。

 

【8本目】『地獄プロレス』【ニコラスぺタスの無駄使い】

地獄プロレス [DVD]

地獄プロレス [DVD]

 

B級映画らしく、安っぽい演出に、安っぽいCG。だが、それは別に良い。一番の問題はプロレスをしないことである。やっとプロレスするのかと思いきや、突然出てきたチェーンソー野郎によって、全員瞬殺。せめてプロレスしろ。気が付いたら途中で寝てしまっていたので、最後どうなったのかは謎。

 

【9本目】『ジャック・ザ・ベア みんな愛してる』【少年の演技が良い】 

ジャック・ザ・ベア/みんな愛してる [DVD]

ジャック・ザ・ベア/みんな愛してる [DVD]

 

心理描写が巧みな映画。小説っぽい。物語の冒頭で、主人公がベットに寝そべって何気なく腕を下にだらーんと下ろすシーンがあるのだが、ふと怖くなってしまい、急いで腕を引っ込める。何度か出てくる「怪物は人の心に潜んでいる」という言葉の伏線にもなっていると思われるこのシーンだが、私も布団から足を出して寝られないタイプの人間なのですごく共感した。もっとハートフルな映画かと思ってたら、意外と重めな雰囲気の映画だった。

 

【10本目】『ジャック・フロスト パパは雪だるま』【登場人物全員いい人】

ジャック・フロスト パパは雪だるま [DVD]

ジャック・フロスト パパは雪だるま [DVD]

 

今回見たDVDの中では、一番好きかもしれない。ストーリーは、死んだお父さんが雪だるまになって帰ってくるというファンタジーもの。笑えるシーンもあるけど、雪だるまだからいつかは溶けて居なくなるんだよな…という切なさが漂う。登場人物もみんな良い人で安心して見ていられる。ペットのプードルが良い味出してる。

 

【11本目】『スリープウォーカー』【オチが微妙】

スリープウォーカー [DVD]

スリープウォーカー [DVD]

 

夢遊病の殺人鬼が題材ということで、江戸川乱歩の小説みたいに、「実は夢遊病患者を利用した第三者が真犯人でした」とかいうオチを期待していたら、まさかの夢オチ。別に夢オチなら夢オチでいいんですけど、じゃあ、寝台列車での血は何だったんだとか、フェイクの魚は何だったんだとか、結構モヤモヤする終わり方だった。

 

【12本目】『星空キセキ』【パッケージ詐欺アニメ】

星空キセキ [DVD]

星空キセキ [DVD]

 

今回見た中で、唯一のアニメ作品。そして1番のパッケージ詐欺作品でもある。一見した限りでは、綺麗な星空の背景が描かれたパッケージに、「この夏、星空に恋をした」という、意味深なキャッチコピーが、隠れた名作への期待を膨らませる。が、蓋を開けてがっかり。何をしたいのかよくわからないストーリーに加え、たまに教習所とかで見させられる交通安全ビデオで流れてそうなBGMで一気に萎える。かといって、特に映像が綺麗というわけでもなく、なんとも残念なアニメである。

 

【13本目】『マッド・カンニバル』【アウトラスt…】

「やはりオマエはこちらの世界の住人なのさ…」

この言葉の意味を理解した時、あなたはすでに精神に異常をきたしているだろう…。

…というあおり文から始まるあらすじ紹介が良い感じ。「多重人格」、「狂人の館」、「44番独房」…などワクワクさせられる単語がいっぱい出てくる。中味もまあまあ面白い。精神病院施設を舞台に、主人公と幽霊が追いかけっこするが、ワールライダー計画ではない。

 

【14本目】『めいど in あきはばら』【意外とおもしろい】

めいど in あきはばら [DVD]

めいど in あきはばら [DVD]

 

パッケージからして、いかにも萌え萌えな感じで、内容も、サキちゃんの声が意外すぎるとか、雅ちゃんの歌が絶妙に下手くそとか、色々ツッコミどころ満載なんですけど、一番はこれ。

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このシーンの、後ろに映っているきんぎょのぬいぐるみなんですけど、このぬいぐるみ、どっかで見たことあるなぁと思ってたら…

 

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私も持ってる~!!

 

昔からずっと私の部屋にあった身元不明の、ふると音が出る謎のぬいぐるみー!自分、きんぎょでいうとトサキント世代なので全然知らなかったのですが、どうやら『きんぎょ注意報』って漫画のぎょぴちゃん?っていうキャラクターらしい!もはやDVDの内容なんてどうでもいいくらい、きんぎょに心奪われてしまったよ!

 

【15本目】『レーシング・ストライプス』【実写版マキバオー

レーシング・ストライプス [DVD]

レーシング・ストライプス [DVD]

 

トーリーは「走るのが大好きなシマウマが競馬で優勝するためにがんばる」という、実写版マキバオーのようなストーリー。テンポも良く、吹き替え声優の演技も合っていて、安心して見ていられる。普通におもしろかった。 

 

 

以上、B級DVDの感想でした。

 

普通にハクソー・リッジが見たい。

「〇〇人間」シリーズ

「〇〇人間」系の映画は、だいたいイカれている。

 

※以下、ネタバレあり

 

ムカデ人間

ムカデ人間 [DVD]

ムカデ人間 [DVD]

 

 

キャッチコピー「つ・な・げ・て・み・た・い」

胸クソ映画としても有名な『ムカデ人間』。その評判通り、視聴後は見事なまでの不快感を残してくれる。登場人物もなかなかにひどく、まず、敵にちゃんととどめを刺さないという初歩的なものから、明らかに怪しい水を飲んでしまう無能な刑事、さらには、意味不明な自殺を遂げるムカデリーダー(ムカデ人間の先頭はリーダーと呼ばれる)など、随所にイライラポイントが散りばめられている。ちなみに、この映画は、全部で3部作構成となっており、続編の2、3となるにつれて、繋がる人数も3人から12人、12人から500人へと増えていくらしい。もはやここまできたら、最初と最後を繋げてウロボロスとかやってそう。

 

武器人間

 

キャッチコピー「人間と武器がくっついちゃった!!!!!!!!!!!!!」

雰囲気は、メタルギアバイオハザードを足して2で割った感じの映画。前半は結構退屈な展開が続くが、武器人間が出てきてからは面白い。とにかく武器人間のクオリティだけは高いので、ゲーム化したら面白いと思う。 以下、武器人間の一部を紹介。

 

ウォールゾンビ:序盤で登場する武器人間。狭い通路から鎌だけ覗かせた後に、のそりと登場する姿はまさに恐怖としか言いようが無い。が、なんせその短すぎるリーチのせいで敵への攻撃が全然当たらない。武器人間界のマンチカン的な存在です。

 

レイザーティース:頭部だけアイアンメイデンみたいな見た目の武器人間。たぶんバイオハザードとかに出てきたら、ちゃんと頭部装甲が開いたときに弾を撃ち込まないと、ダメージを与えられないやつ。

 

モスキート:DVDのパッケージにもなっている武器人間。まずデザインが最高。「ガスマスク」に「ドリル」に「ハーケンクロイツ」って…。背後から音も無く忍び寄ってくる姿は、まさにモスキートの名に相応しい。フィギュア欲しい。

 

マミィー・エヴァ:白衣を着た看護師風の武器人間。マミィー・エヴァしかり、バブルヘッドナースしかり、多少見た目がグロくてもナースってだけで、なんか可愛く見えちゃう不思議。

 

セイウチ人間

Mr.タスク [Blu-ray]

Mr.タスク [Blu-ray]

 

 

キャッチコピー「人間がセイウチになる。」

まさにその通り。それ以上でも、それ以下でもない映画。「セイウチ人間」という衝撃的なフレーズに反して、内容は終始退屈。唯一、「セイウチのペニスは悪魔的」という知識以外、視聴後に得られるものは特に無い。とはいっても、やはり、「セイウチ人間にされた主人公と、セイウチスーツを着た老人との一騎打ち」(通称:セイウチ・ファイト)は、作中屈指の盛り上がりを見せる良いシーン。まぁ、「セイウチスーツ」とか出てきた時点で、みなさんお察しの通り、安いB級映画…なのかと思いきや、キャストにジョニーデップや、シックス・センスの子役だった人が出ていたりと、なぜか出演者だけはA級揃いという、よくわからない映画でもあったりする。

 

まとめ

・だいたいイカれた博士が出てくる。

・グロいよりキモい。

・映画予告編のナレーションが、無駄に豪華。

(『ムカデ人間』→若本規夫、『武器人間』→大山のぶ代、『Mr.タスク』→古谷徹

「バガボンド」と「ヴィンランド・サガ」の共通点

※以下、ネタバレあり

 

①主人公が「二刀流」

 まずは、『バガボンド』の主人公である宮本武蔵ですが、彼は二刀流の使い手だったことでも有名です。その二刀流の原点は、単行本13巻に収録されている、鎖鎌の使い手・宍戸梅軒との戦いにあります。この鎖鎌という武器がなかなか厄介で、変幻自在に間合いを変える鎖に、さしもの武蔵も苦しめられます。日本刀と鎖鎌。攻めと攻めならば先は間違いなく向こうにある。そこで、先を制し次の先をとるために、武蔵は攻めと守りを同時に兼ね備えた十手術をヒントとして二刀流を編み出すのでした。

 一方、『ヴィンランド・サガ』の主人公であるトルフィンですが、彼もまた短剣の二刀流の使い手。(しかも逆手持ち)。第22話では、二刀流の極意である「十字留め」も披露しています。

 

②変な「僧侶」が出てくる

 『バガボンド』の沢庵和尚と、『ヴィンランド・サガ』のヴィリバルド神父。ふたりともなかなか癖の強いキャラクターで、沢庵和尚はなんかサイコパスみたいで怖いし、神父もお酒が切れると発狂し始めるようなアル中患者です。そんなふたりに共通しているのは、「常に真理を追及している」点ではないでしょうか。沢庵は「人」の答えを、神父は「愛」とは何かを求めて、ついに悟りを開きます。

 

それぞれの 生きる道は 天によって 完璧に決められていて

それでいて 完全に自由だ

根っこのところを 天に預けている限りは―

(『バガボンド』#257 矛盾) 

 

クヌート「……愛の本質が…死だというのか」

ヴィリバルド「はい」

クヌート「……ならば親が子を…夫婦が互いを ラグナルが私を大切に思う気持ちは一体なんだ?」

ヴィリバルド「差別です 王にへつらい 奴隷に鞭打つことと たいして かわりません」

(『ヴィンランド・サガ』第37話 愛の定義)

 

③「無刀」こそ最強

 両者とも普通にバトル漫画かと思いきや、実はかなりの哲学漫画。それぞれの漫画で「本当の強さ」とは何かについて触れているのですが、究極まで突き詰めていくと、なんと一周回って「無刀」に行き着いてしまうみたいなのです。それぞれ、作中での最強(と思われる)キャラ達は次のように言っています。

 

 上泉伊勢守秀綱「我が剣は天地とひとつ 故に剣は無くともよいのです」

(『バガボンド』#68 無刀)

 

トールズ「本当の剣士には剣など要らぬ」

(『ヴィンランド・サガ』第15話 本当の戦士)

 

これはね…わかる。

ロバート秋山がクリエーターズファイルでそんな感じのこと言ってた。

 

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https://www.youtube.com/watch?v=P3UsiJ0sQfk

 

④「母乳」で困る

 『バガボンド』の小次郎編が結構好きなんですけど、「鐘巻自斎」っていう、人生に絶望した感じの無気力なおじさんが出てくるんですね。この鐘巻自斎という剣だけに生きてきたような不器用な人間が、他人の赤ん坊(小次郎)を育てることで、自らも一緒に成長していくみたいなお話です。子育てなんてしたこともない自斎でしたが、慣れないながらも一生懸命に、抱っこしたり、おしめを代えたり、がんばって育てようとします。ですが、赤ちゃんが飲む「母乳」だけはどうにもなりません。困った自斎は、他人の家に母乳を貰いに赴きます。人と交わらずにずっと孤独の中で生きてきた自斎という人間が、初めて誰かのために一歩踏み出した瞬間です。

 そして「母乳」で困っていたのは、自斎だけではありません。トルフィンも戦場で拾った赤ん坊・カルリに与えるミルクの確保に苦戦していました。悩んだトルフィンは、女の子という理由から、グズリーズに母乳を絞ってくれるように頼みます。もちろん、性経験すらないグズリーズにお乳が出せるわけがないのですが、トルフィンは「そこをなんとか」と言って大真面目に頼み込みます。性知識が小学生レベル(笑)。

 その後、一旦は里親にカルリを引き渡すのですが、結局グズリーズが引き取りに戻ってしまうのでした。ここらへんも鐘巻自斎と似ていますね。

 

⑤主人公が「童貞」

 さて、勘の良い人なら既にお気付きかもしれませんが、母乳を気合で出させようとするトルフィンくん。おそらく童貞です。ですが、それもそのはず。ずっと父親の仇であるアシェラッドを殺すことだけを目的に生きてきたのですから、当然と言えば当然なのかもしれません。

 武蔵に関しては、原作である吉川英治の『宮本武蔵』の方で明確に、童貞と書かれていたはず…。ある意味、無刀。

 

⑥唐突な「ネタバレ」

 次に説明するのが、多くの読者を憤死させたことでも有名な、2005年の「清十郎散る!!」事件と、2009年の「アシェラッド死す」事件です。

 

(1)「清十郎散る!!」事件(2005年)

 吉岡清十郎と言えば、あの名門吉岡の当主であり、初期の方から登場するなかなかの強敵。武蔵のおでこにある傷も彼に付けられたものです。そんな因縁の対決とも言える戦いが、ついに始まると思えた矢先、事件は起こるのでした。

 

清十郎散る!!恐るべき剣の天才は倒した。だが吉岡一門との戦いは激しさを増し、刺客が次々と武蔵に襲いかかる!!

(『バガボンド』21巻予告)

 

一行で倒しちゃったよ!

 

(2)「アシェラッド死す」事件(2009年)

 こっちは、帯でネタバレしてきます。ほぼ無差別テロ。

 

アシェラッド、死す。剣一閃、新たな王道を開く。そして物語は新章へ!!

(『ヴィンランド・サガ』単行本8巻帯) 

 

⑦「農業」を始める

 人を斬って斬って斬って斬りまくった者が行き着く先…。それは地獄か?はたまたヴァルハラか?

 

答えは「農業」です。

 

 武蔵は吉岡一門70人斬りの後に「稲」を、トルフィンはアシェラッド死亡後に「麦」を、それぞれ育て始めます。この農業編が結構本格的で、特に『バガボンド』に関しては賛否両論だったりしますが、何か悟りを得るためには「農業」は避けては通れない道なんじゃないかと思います。

だって、エヴァの加持さんもスイカ育てながら「何かを作ったり何かを育てるってのはいいぞ。色んなことが見えてくるし、わかってくる。」って言ってたし。何かを極めし者が行き着く先は、必然的に「農業」なんだと思います。

 

 

 以上、「バガボンド」と「ヴィンランド・サガ」の共通点7つでした。つまり、ですよ?

 

もしかしてだけど~もしかしてだけど~「主人公が童貞の二刀流と、変な僧侶が剣の代わりに鍬を持って母乳を探して死す系の漫画」を描けば売れるんじゃないの~? 

 

そういうことだろ?

「宇宙を駆けるよだか」感想

美醜をテーマにした漫画。

 

 

大改造!!劇的ビフォーアフター

 

みなさん。

まずは一旦、何も言わずに、この漫画のヒロインの画像を見てみてください。

 

<Befor>

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少女漫画の主人公らしく、可愛らしい風貌が特徴的な女の子です。

 

そして、数ページ後の、あゆみちゃんがこちらです。 

 

<After>

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なんということでしょう。

 

あんなに可愛らしかった女の子が、なぜこんな驚きの変貌を遂げてしまったのかというと、魔王の作ったとされる呪いの独奏曲「闇のソナタ」を聞いてしまったから…

ではなく、クラスメイトの根暗系喪女「海根然子」の企みによって、彼女と体が入れ替わってしまったからなのです!

 

果たして、あゆみは元の姿に戻れるのか!?

周囲の人達の態度はどう変化していくのか!?

結局人は、中身よりも見た目なのか!?

そして、本当に「闇のソナタ」は見つかるのか!?

この物語は、そんな物語です。

 

胸キュンポイント

テーマがテーマだけに、あまり少女漫画らしくない少女漫画と言われていますが、やっぱりそこは少女漫画。ちゃんと胸キュンポイントは押さえてあるんです。

 

※以下ネタバレあり

 

①満点の星空の下で…(#3)

タイトルからも分かるように、童話『よだかの星』を連想させるような世界観がとても綺麗です。表紙はもちろん、火賀くんがプレゼントしてくれたバレッタなど、所々に夜空のモチーフが取り入れられています。そして何よりロマンチックなのが、満点の星空の下で、あゆみとしろちゃんが寝転びながらお互いに目を合わせるシーン。言葉は無いのに、ふたりのドキドキ感が伝わってきて、胸キュンです。

 

②火賀くんの男泣き!(#5)

「もう一生元の姿に戻れない」という事実を知り、ひとり涙に暮れるあゆみ。そこに駆け付ける火賀くんですが、その目には大粒の涙が…。そして、真っ直ぐにあゆみの目を見つめて一言、「戻らなくていい」と言い放ちます。人のために泣ける火賀くんは、本当に良い奴なんです。

 

③「しろちゃんが大好きです」(#14)

最後に、あゆみがしろちゃんに告白するシーン。何だかんだでシンプルなこの一言が一番胸キュンなわけです。今まで自分の気持ちを必死に押し殺してきたであろう優等生のしろちゃんの気持ちを考えると、あゆみからのこの言葉は本当に嬉しかっただろうなと思います。

 

結論

容姿か性格か。

これは我々人類にとって永遠のテーマであり、非常に難しい問題だと言えます。でも、私はひとつの考え方として、究極「人」は「家」と同じと考えることができるんじゃないかと思ってるんですよ。例えば、匠が家をリフォームするとき、まずはその歪んだ骨組みを豪快に粉砕するところから始めますよね。そうして基礎(性格)を固めてから初めて、「吹き抜け」とか「椅子の下の収納」とか、こじゃれた部分(容姿)を整えていくわけです。やっぱりどんなに立派に見える家でも、基礎が不安定なんじゃ、誰も住みたくないですからね。ということで、私もね、そろそろ匠に頼んで「石原さとみ」にリフォームしてもらおうと思うのですが、なんか建て替えた方が早そう。